スイス山里COSMOSNOMADO

アルプスの山を眺め空を見上げながら心に映る風景を綴ります

好きなバッグ

今週のお題「カバンの中身」

数年前に、大判の財布のようなバッグを見つけた。それ以来、大いに気に入って愛用している。私は、けっこう念の為の小物を持ち歩く人間なので、もちろんそのバッグだけでは足りない。だから、小さなシティリュックサックも同時に使っている。その前までは、けっこう大きなバッグを肩から下げていたが、この組み合わせをするようになってからは、重さが両肩に分散されるようになったし、何しろ両手が使えるようになって便利になった。それに、大事なものは、いつも肩から斜めに掛けるその小さな財布様のバックに入れているから、盗難の心配がない。外出の時は、座る時にもそのバッグを肩から外すことはないから、置き忘れの心配もないのだ。これは、昔の苦い経験の教訓である。

小さいバッグには、お金、デビットカード、クレジットカード、電車の回数券、身分証明書、運転免許証、健康保険会社のカード、スーパーのカード、小さな目薬、バンドエイド一枚、ちり紙一枚、マスク、口紅、小さな鏡、小さなペンと紙一枚、名刺一枚入っている。小さいのに、けっこう入れられるものだ。それと、バッグの外に携帯入れが付いているので、そこにスマートフォン。リュックの方には、小振のアーミーナイフ、ミニ裁縫セット、身だしなみ用品、軟膏や薬、その他何かの時に役立つ物をまとめて入れた小さなバッグ、ちり紙、消毒液のスプレー、予定帳、ペン、アイデアを書き留めるメモ帳、スマートフォンの充電器、イヤフォーン、リコラの喉飴、ちょっと小腹が空いた時のためのナッツ、折りたたみできる買い物用バッグ、傘、サングラス。

私は、バッグは中身がすっきり整理できるタイプが好きだ。なるべく、中にポケットがたくさんある方がいい。要は、必要な物がきちんと膨れずに入るかが大事で、ブランドには全くこだわらない。とにかく、気に入ったものを長く使う。洋服や靴には特に興味がある人間ではないが、バッグだけは好きみたいだ。だから、この財布様のバックとリュックもこだわりの色合わせをしている。秋になって、夏用から切り替えた。時々、使っているお気に入りを眺めるのは、ちょっとした喜びである。