スイス山里COSMOSNOMADO

アルプスの山を眺め空を見上げながら心に映る風景を綴ります

朝のストレッチとスロージョギング

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

朝起きると、まずパジャマのままでストレッチヨガと若干の筋トレをする。名付けて「自己流7分体操」。これをし始めて、もうかれこれ30年以上になるだろうか。若い頃あまり体調の良くない時期があって、たまたまその頃、本屋さんで一冊のヨガの本に出会った。今まで何を試しても体調が良くならなかったという女性の書いた本である。その方は、ハタヨガを始めてから具合が良くなり、その時点で数十年、そして皆に伝えたいと本を出したということだった。私も、この本を入り口として始めてみた。それからだんだんと自分なりに取捨選択していって今に至る。

良いと聞いたものは取り入れてみた。朝の7分体操は、太陽のポーズから始まる。そして、捻りのポーズ、コブラのポーズ、バッタのポーズと続き、今度はヨガではないが、腹筋のトレーニング、プランク、膝突き腕立て伏せ、最後に名前は忘れたがヨガのポーズで締める。あとは、あぐらポーズで目を瞑って息を整え、有り難うのお唱えごと。7分体操とは言うものの、その日によっては長くなることもあるし、若干端折ることもあり、時間は変動的である。ただ、7分と自分に言い聞かせていれば、億劫感がなくなる。たぶん、これが長く続いているコツなのかもしれない。

もうひとつは、ジョギング。以前にも書いたが、これは本当にスローなジョギングだ。これも、始めてから15年くらいになるだろうか。続いているのは、たぶんあの走っている時の瞑想感が心地よいから。正直、最初は走りに行くのが億劫だった。始めたキッカケは何だったろう。少し身体を軽くしたかったのだったか。おそらく、体重を落とすためにはもっと早く走らなければならないのかもしれない。でも、走りに行ったという充実感が、身のこなしを軽くしてくれる。ほんとかどうかはわからないが、そう思い込んでいる。この頃思うのだが、思い込みの力はなかなか侮れない。それと、このスロージョギングは、私にとってはメンタルトレーニングでもあるし、アイデアの湧く時間でもあるのだ。

年を重ねてくると、知らず知らず習慣になっていることも多々ある。良いものばかりとは限らない。そんな習慣は矯正したいところだが、残り時間で出来るかどうかが見ものである。