スイス山里COSMOSNOMADO

アルプスの山を眺め空を見上げながら心に映る風景を綴ります

朝のストレッチとスロージョギング

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 朝起きると、まずパジャマのままでストレッチヨガと若干の筋トレをする。名付けて「自己流7分体操」。これをし始めて、もうかれこれ30年以上になるだろうか。若い頃あまり体調の良くない時期があって、たま…

節分の日に

今日は2月3日、節分でした。3年前の節分の日に書いた記事を読み返してみて、やはり煩悩は手強いものと改めて思ったので、再掲載してみます。 「心の鬼退治」 今年は2月2日が節分だという。子供の頃の豆まきを思い出す。豆だけでなくキャンディーも混ぜ…

シャンソンは人生を語る歌

YouTubeのおかげで、日本シャンソン館というのがあるのを知った。群馬県の渋川市にあるという。今度帰省した際には、ぜひ訪ねてみたい。 私は、シャンソンが好きである。それも、出来れば日本語歌詞の歌を聴きたいし、歌いたい。シャンソンは、詞と語りが命…

石狩鍋とキムチ鍋

今週のお題「最近おいしかったもの」 ついこの間、日本人の盆踊りグループの初練習と新年会があった。総勢15人ほどが集まっての新年会で、一人一品持ち寄りの集まりなので、ご馳走がずらっと並ぶ。皆んな料理上手で、煮物やサーモンのサラダ、和え物、工夫…

宮崎駿「君たちはどう生きるか」映画鑑賞記

期待の宮崎駿アニメ「君たちはどう生きるか」を観てきた。数週間前からチューリッヒでも封切られていたのに、最近気がついた。人があまり入らないと早々と打ち切りになるのだが、まだ続いているということは、それなりに集客があるということだろう。 さて、…

映画 Perfect Days (パーフェクトデイズ)

先週の木曜日から、チューリッヒで「パーフェクトデイズ」が公開されている。封切りの日にさっそく観に行ってきた。マチネだったが、けっこう人が入っていた。 この映画は日本映画ではなくて、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督が撮った作品。カンヌ映画祭で…

お餅の季節

今週のお題「餅」 お餅といえば、やはりお正月、というかお正月といえばお餅である。子供時代を思い出す。鏡餅は、父が準備して飾りつけたものだ。私が子供だった頃は、コンビニなどはなかったし、三が日は商店街もお休みで、母親たちは年の瀬におせち料理を…

クラブハウスの栄枯盛衰?

クラブハウスという音声SNSがある。2020年にアメリカで立ち上げられて、日本では2021年1月から大きなブームを巻き起こしたという。ちょうどコロナで自宅待機や外出自粛の時期だった。日本上陸当時は、招待制という特別感、有名人も参加していて直接…

チーズフォンデュ

今週のお題「紅白鍋合戦2023」 スイスの鍋物と言ったら、それは何を置いてもチーズフォンデュだろう。寒い冬の日に、みんなで熱々のフォンデュ鍋を囲んで食べるのは楽しい。作り方もシンプルだし、お客さんを招く敷居も低くていいものだ。和食でお客さんをす…

「ザ・クラウン」や「プレイリスト」を観て湧いた色々な思いについて書いてみる

ネットフリックス「ザ・クラウン」の最終シーズン6の配信が始まった。パートを二つに分けて、11月16日と12月14日に配信。シーズン5からかなり間が開いた感じだ。エリザベス女王の物語は見応えがあった。一本筋の通った人間の生き方。だが、ダイア…

チューリッヒで黒澤明「生きる」を鑑賞

スイス・日本協会という文化交流団体主催の日本映画上映会があった。上映作品は、黒澤明監督の不朽の名作「生きる」。1952年の作品で、志村喬が主演している。雪降る公園で、ひとりブランコに乗りながら「ゴンドラの唄」を歌うシーンは、あまりにも有名…

航空券を調べていて思い出したことあれこれ

来春の日本行き航空券をいろいろ調べている。去年の春に比べてかなり値上がりしている感じ。ANAが気に入ったので、今回もANAにしたい。去年の春は、ルフトハンザのストライキで、帰便の急な変更を迫られて大変だった。ルフトハンザとの共同運行便だったから…

雨の土曜日に思ったことあれこれ

このところグッと肌寒くなってきた。窓から眺める山里の景色は、雨に煙っている。こんな日は、家にいると頭の中にいろいろな思いが浮かんだり消えたり。脈絡のないことだが、書き留めてみよう。 今朝「日本語から言葉を考えよう」という、生田守先生のZoomセ…

スイスで食べる納豆の話

今週のお題「納豆」 スイスで納豆を手に入れるには、日本食料品店に出向いて冷凍品を買うのが普通である。だいたい3個入りパックで5フランくらいだろうか。今の日本円にすると、700円以上?ということは、ひとつ250円近くになるかな?もしかしたら、…

注目の日本人男性二人

月と暁けの明星 注目の、と言っても、ただ私が注目しているということなのだが。それは、山本太郎氏と中田敦彦氏。共に40代、共に芸能界出身の人である。この二人に共通するのは、その行動力と溢れるエネルギー。そして、既成の価値観にこだわらない自由さ…

「修証義」幼少時からの疑問が解けた話

ひょんなことから、長年の疑問が解けた。先週のことである。日本武道を教えるこちらの道場で空手のセミナーが開かれて、参加した。と言っても、私が空手をやっているわけではない。あるご縁で開会の挨拶を頼まれたので。日本から空手9段の師範を迎えて、ス…

夢で見た映画女優さんから広がった連想

なんの脈略もないのに、女優の藤村志保さんが夢に出てきた。別に前日に彼女の映画を観たわけでもないし、インターネットで記事を読んだわけでもない。日本にいた頃は、ドラマなどでお見かけして、立ち居振る舞いの上品な美しい人だなと思っていたが、その後…

ブログ、デジタル時代の物書きプラットフォーム

特別お題「わたしがブログを書く理由」 ブログを始めてから、およそ2年半以上になるだろうか。私のペースは、一応一週間に一度を目安に、フレキシブルに書いているので、記事の数もそれほどではない。振り返れば、2020年暮れのコロナ禍の頃に、デジタル…

映画「バービー」を観て

思いがけず「バービー」を観ることになった。思いがけずというのは、こうである。映画「オッペンハイマー」を観に行った時の映画館の予告編のひとつが「バービー」だった。その時は、なんだかキッチュな映画という印象で、観に行こうとは思わなかったから。…

苦手だった食べ物は「お肉」

今週のお題「苦手だったもの」 大人になるまでは、ほとんどお肉を食べなかった。食べるようになったのは、欧州に来てからのこと。まず、留学した時の最初の下宿先が「お肉屋さん」をやっているご夫婦の家だった。毎日食事に肉が出るというのは、当時は豪華な…

地元はどこでしょう?

今週のお題「これって私の地元だけですか」 地元って何かしら?私の地元はどこかしら?と、まず考えてみた。外国暮らしの方が、日本で暮らした年月よりも長くなると、なかなか難しい。生まれ育った土地と言われれば、それも難しい。子ども時代に何回か引っ越…

「老前整理」真っ最中

「老前整理実践ノート」という本がある。くらしかる代表・老前整理コンサルタントの坂岡洋子さんが書いた本だ。この本を買ったのは自分が50代の時で、まだ実感としては切実さはなかった。でも、本屋さんで手に取って興味を引かれたのだから、色々整理しな…

ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」についての解説テキストを読んで思ったこと

今週のお題「ゾッとした話」 ふとしたことで、NHKの番組「100分で名著」のテキスト、ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」を読んだ。国際ジャーナリストの堤未果氏が解説している。ナオミ・クラインのこの本が出たのは、すでに16年前になる。当時…

映画「オッペンハイマー」を観て

話題の映画「オッペンハイマー」が上映中である。原爆の父と呼ばれる人物についての映画を観るのは、ちょっと複雑な気持ちがあった。でも、この夏の話題作でもあるし、つい観てみる気になった。チューリッヒに出て行く用事もあったし。 監督が「インターステ…

アルバイトの思い出を引っ張り出してみる

今週のお題「やったことがあるアルバイト」 アルバイトという言葉はドイツ語である。名詞はArbeit、動詞はarbeiten、仕事あるいは働くという意味。いつからアルバイトという日本語になったのか、興味を引かれて調べてみたら。。。戦前に学生の間で使われはじ…

夏の思い出といつも家にいてくれた人

このところ暑い日が続いている。気候変動のせいか、スイスの夏もずいぶんと暑くなった。もちろん日本とは比べられないが、蒸し暑くさえなる。でも、私は夏が一番好きだ。 夏という言葉で連想するものはいろいろあるけれど、思いつくままにいくつか挙げてみよ…

朝ごはんを巡る個人的習慣

今週のお題「朝ごはん」 基本、朝ごはんは食べない。もう長〜い習慣になっている。世にプチ断食が推奨されて久しいらしい。私の場合は、意識的に断食しようというわけだったのではなくて、自分の身体の声を聞いていたら、いつしかそうなっていたということ。…

ひとつの医療体験記

耳鳴りのことでお医者さんに行ってきた。チューリッヒ大学病院である。いろいろ興味深かったので、経緯を書いてみようと思う。 まず、こちらには日本の国民健康保険のような制度はない。各自が民間の保険会社の保険に加入するシステムだ。保険会社も様々ある…

週末のコンサートに向けて

明日は、趣味の音楽好きグループのコンサート。私はいつも歌で参加している。たいていアルトの声でシャンソン系を歌っているが、今回はメゾソプラノに挑戦。2曲歌うが、ひとつは武満徹の「めぐり逢い」である。ある催しでこの歌を聴いて気に入ったので、挑…

やっぱり紙の本には馴染みがある

今週のお題「読みたい本」 このお題で第二弾。前回、私の本購入の条件は、電子書籍になっていること、と書いた。理由は簡単で、海外に住んでいるから。まったく便利な世の中になったものだ。昔は、日本に帰省するたびに、必ず本のことでは一日費やした。まず…